3D定盤
3D定盤は、溶接工程の効率化と精度向上を実現するための高機能な作業台です。従来の平面定盤とは異なり、定盤表面に多数の穴やスロットが配置されており、専用の治具やクランプを自在に取り付けることで、複雑な形状のワークでも高精度な位置決めと固定が可能です。




特長とメリット
- 多方向からの固定が可能
定盤の穴配置により、360度どの方向からでも治具を取り付け可能。立体的な構造物の溶接に最適です。 - 繰り返し精度の向上
治具の位置を再現しやすく、量産時の品質安定に貢献します。 - 作業時間の短縮
ワークの固定が迅速かつ確実に行えるため、段取り時間を大幅に削減できます。 - 柔軟なレイアウト変更
製品形状や工程に応じて治具の配置を自由に変更でき、試作から量産まで幅広く対応。 - 高耐久・高剛性設計
溶接時の熱や荷重に耐える堅牢な構造で、長期運用にも安心。
活用シーン
- ロボット溶接との組み合わせによる自動化ライン
- 精密板金加工やフレーム溶接の治具ベース
- 試作・少量生産における柔軟な治具設計
- ファイバーレーザー溶接機との併用による高精度加工
導入効果
3D定盤の導入により、作業者のスキルに依存しない安定した品質管理が可能になります。特に、複雑形状の製品や多品種少量生産においては、段取りの柔軟性と精度が大きなアドバンテージとなります。